MINDFULNESS

マインドフルネスとは?

なぜ、現代⼈は
マインドフルネスが必要とされるのか?

マインドフルネスが、現代社会に必要とされている理由は⼤きく2つ考えられます。それは「マルチタスク型社会」と「情報過多社会」だからであります。

「マルチタスク型社会」については、もはや現代⼈にとって当たり前になっているかもしれません。

例えば、プレゼン資料を作りながら、送信されてきたメールに返信をする。あるいは⾷事をしながらスマホを閲覧するなど、なにか⼀つの物事に集中して取り組むという習慣が減少してきています

「情報過多社会」については現代⼈にとって必要不可⽋になったスマートフォンをはじめとしたデジタルデバイスの急速な普及によって、得られない情報はないと⾔っても過⾔ではないほど様々な情報を常⽇頃から浴びるようになりました。

それによって起床時から就寝直前まで常に⼤量の情報処理を脳は同時に⾏わなくてはいけなくなることで、寝ても疲れないが取れないなどの疲労困憊状態で続いてしまいます。

  • これらを解消する為にもマインドフルネスを⽇常⽣活で取り⼊れることはとても⼤切なことであります。

マインドフルネスの歴史

マインドフルネスは約2500年前にお釈迦様が弟⼦たちに伝えた「⼋正道」という説法の中にマインドフルネスの要素が含まれているのが始まりだと⾔われております。⽇本の仏教の中でも「禅宗」については、修⾏の中に含まれている⽇々の掃除、座禅、⾷事、⼊浴などでも「⽬の前のことに集中する⼤切さ」が意識されています。

近年においては1970年代にジョン・カバットジン博⼠が「マインドフルネス・ストレス低減法」を患者の痛みの緩和や⼼⾝の不調の為に開発されてからは医療の分野でもマインドフルネスが取り⼊れられるようになました。2007年からはビジネスの世界でも急激にマインドフルネスの⼤切さと必要性が急激に広がるようになって来ました。

そのきっかけとなったのが当時グーグルの社員だったチャーディー・メン・タンが「サーチ・インサイド・ユアセルフ」という講座を開発して⼤⼈気となり、グーグルのみならずアップル、フェイスブックなど世界を代表する企業にも広まりました。現代ではビジネスマンだけでなく、アスリートや主婦まで多層に渡りマインドフルネスの需要が増えるようになりました。

当スタジオが⽬指す
マインドフルネスは三位⼀体

⼋正道を⾝につけて健やかに⽣きる

マインドフルネスで
⼤切な3つの神経ネットワーク

デフォルトモード・ネットワーク
(DMN)

「デフォルトモード・ネットワーク(DMN)」は脳の浪費家と呼ばれていて、何もしていない時に将来の不安感、過去の失敗などを思い出してしまったりして、活発に働いてしまう神経ネットワークであります。

デフォルトモード・ネットワーク(DMN)の過活動はうつ病、不安障害、注意⽋陥障害などとの関連性があることが分かっております。

また、脳エネルギーの6~8 割がこのデフォルトモード・ネットワーク(DMN)によって消費されていますので、マインドフルネスな⽣活を⼼がけて、出来るだけこの神経ネットワークが活性化しないようにしていきたいものです。

セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク(CEN)

私たちがものすごく集中している時、つまりマインドフルネスの状態ではこの「セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク(CEN)」が活性化しており、創造性の向上、⼼の健康が増⼤して幸福感が向上します。

少ないエネルギー発揮で良いパフォーマンスが出せますので、脳の疲労感が少なくなります。

セイリエンス・ネットワーク
(SN)

脳の司令官であり、私たちが受ける様々な情報に合わせてデフォルトモード・ネットワー(DMN)とセントラル・エグゼクティブ・ネットワーク(CEN)を切り替えている役割を担っています。

マインドフルネスを継続することで、このセイリエンス・ネットワーク(SN)が活性化されて、両者の切り替えが上⼿になることが科学的な研究結果として発表されています。つまり、マインドフルネスを⾏うと脳の司令官がどんどん優秀になっていくということであります。

セイリエンス・ネットワーク(SN)の能⼒が向上することで、脳の無断なエネルギーを消費してしまうデフォルトモード・ネットワーク(DMN)が表出したとしても、即座にパフォーマンス向上として活躍するセントラル・エグゼクティブ・ネットワーク(CEN)に切り替えてくれますので、安⼼です。